料理煤煙と健康
私には子供が3人います。
私は我が家の大黒柱であり父親でもあります。
会社で遅くまで働き疲れて帰ってきても、いつも喜んで出迎えてくれる家族を見ると力が湧いてきます。
私はキッチン用品を作る会社を経営しています。
周りからはよく、まだ若いのにどうしてキッチン用品会社なのかと聞かれます。自分の口から言うのは少し恥ずかしいですが、「特別な使命」をモットーにキッチン用品会社を設立しました。
ある日ニュースで、フライパンを予熱すると有害物質の含まれた煙が出るという事知りました。
私はこのニュースを見て、とてもショックを受けました。
毎日料理するたびに家族が有害物質にさらされていたと思うと、じっとしていられませんでした。
この原因を探るため、さまざまな記事や論文を読みました。
その結果、フッ素樹脂コーティングの鍋やフライパンを高温で加熱すると
PFAS、Gen-X、PFOA、PFOSなど、9,000種類以上の有害物質が放出されるという事がわかりました。
すでに国際がん研究所から、さまざまな有害物質が人体に癌を誘発すると報告されています。
さらに、人間だけでなく自然環境にも多くの悪影響を及ぼすことが明らかになりました。
フッ素樹脂コーティング製品の有害性を知ってから、ノルウェーを含むヨーロッパではフッ素樹脂コーティングを段階的に禁止しており、フッ素樹脂製造部署に勤務していた女性の奇形児出産によりPFOAの有害性が知られるようになったアメリカでは2020年から禁止しています。
このように有害性に関する情報や政府の規制などにより、セラミックコーティングフライパンが注目されるようになりました。セラミックフライパンは天然物質で作られており、有害物質が出ないので安心して使えるというメリットがあります。
このことを知っている欧米の消費者には、フッ素樹脂フライパンよりもセラミックフライパンが好まれています。
米国のキッチン専門雑誌「ホームワールドビジネス(HomeWorld Business)」によると
主婦の56.8%がセラミックフライパンを選んだ事がわかりました。
その上、フッ素樹脂フライパンより値段が高いにもかかわらずセラミックフライパンを購入しています。
海外のセラミックフライパンの販売サイトを見ると、フライパンセットが約395ドル(約5万円)という高い値段にもかかわらず、約31、000人がレビューを残しています。評価も5点満点中4.8点と、多くの人が満足していることが分かります。
キッチン道具を単なる料理道具としてではなく、健康的な生活へ導く道具として捉えているからだと思われます。
欧米でセラミックフライパンが好まれているのに対し、日本ではまだフッ素樹脂フライパンが選ばれています。
いまだに有害性に関してよく知られておらず、政府が有害物質(PFAS、Gen-X、PFOA、PFOSなど)の危険性が低いと判断し、
強く規制していないからです。
PFOAに関する法律はありますが、実際には企業がきちんと守っていないというのが日本の実状です。
そのため長持ちしてくっつきにくいフライパンを選ぶ消費者のニーズに応えた企業が、低価格のフッ素樹脂フライパンを製作しているのです。
キッチン用品の実態を知った私は、このような状況を放っておけませんでした。
このような特別な使命感を持ち始め、数多くの研究の末にボオグルが誕生しました。
有害物質の出ないセラミックに加え、
フッ素樹脂コーティングに比べて弱いノンスティック機能(焦げ付き防止)や使用期間を延ばすため、しっかりとした工程を経た8重コーティングで仕上げました。
未来を担う子供たちのため、そして家族全員のために『料理煤煙のないキッチン』という使命をモットーに最善を尽くすことをお約束します。
ありがとうございます。